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勿来関 勿来関(なこそのせき)とは、古代の常陸(ひたち)国と陸奥(むつ)国の海沿いの境にあった海道(東海道)の関所です。白河(しらかわ)、念珠(ねず)とともに奥州三関の一つです。835年(承和2)の太政官符(だいじようかんぷ)によれば、そのときから400年余り前に置かれたとされています。初め菊多関(きくたのせき)とよばれていましたが、やがて勿来関とよぶようになります。「な来(こ)そ」(来てはいけない)の意をかけて用いられたのです。当時の歌などに詠まれ、広く世に知られました。 拙著『千年の四季』には、隠された大和歌があります。P.16をご覧下さい。 後三年の役の帰路、源義家(よしいえ)は、詠います。
吹く風をなこその関とおもへども 道もせに散る山桜かな (千載集(せんざいしゆう))
その遺跡は現在、福島県いわき市勿来町関田字関山の地とされていますが、確かではありません。 |